SSブログ

岩おこし・粟おこし [その他雑]

大阪・大黒屋の岩おこし・粟おこしの包み紙に細かい字で書かれている古風な宣伝文句を解読してみました。

okosi.png        ura.jpg
粟粔(あわおこし)は古へ(いにしえ)粔籹と云(い)い、菓子中最も古く、上古已に(すでに)に之(これ)を製す。延喜以前より神饌(しんせん:神への供え物)に供し、または児童の嗜好物として大いに珍重されしヿ(こと)は和漢の古書に見えたり。弊舗謹製の粟粔は世の進歩と共に改良を加え、原料を撰み(選び?)、鋭意精製に勤しを以て(もって)品位は尋常の此にあらず。風味桂良淡泊にして滋養に富み、硬軟其度(そのたび)に適し、齒(歯)に脆く(もろく)して香ばしく、老幼と雖も(いえども)歯を害するヿ(こと)なし。加之(しかのみならず)貯蔵久き(久しき)に耐ゆるを以て遠洋航海旅行用は素より(もとより)常に座右に備えて茶の友とし、或いは(あるいは)進物土産等(など)之(これ)に若く(しく)ものなし、実に浪花(なにわ)唯一の名産は大黒製の粟粔(粟おこし)なり。

下記のページでは縦書き・ふりがな付きで読むことができます。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/yt-hon/awa/awa.html


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。