バレンタインデー [英語の表現]
バレンタインデーにはチョコレート、それも女性から男性に贈る、というのは日本独特の風習?で、あちらでは男性から女性へ、というのが普通であり、贈るものも花であったり食事に誘ったりするのだ、という話は既に日本でも結構知られている。
バレンタインデーで忘れられないのがアメリカに赴任していた頃の昼食時の会話である。バレンタインデーの翌日、アメリカ人の同僚同士の会話。
「おまえ、きのう奥さんに何か贈ったか」
「別に、特別何もしなかった」
「おまえ、離婚費用がいくらかかるか知っているのか」
40 ドルか 50 ドルで済むプレゼントをせず、それが原因で離婚する羽目になったら何万ドルも慰謝料がかかる。それを承知でプレゼントせずに済ませたのか、という質問である。もちろん冗談だが、まったくの冗談とも言い切れないところが英語文化でもある。心ではなく言葉で、そして具体的に形に表さないと、それは愛していない証拠、と見られてしまうらしい。
だいぶ前になるが、NHK ラジオの「やさしいビジネス英語」の講師、杉田敏さんは、アメリカで見かけた面白い落書きを graffiti corner (落書きコーナー) としてテキストの中で紹介していたが、そこにも以下のような例が挙げられている。
Love is grand; divorce is a hundred grand.
最初の grand は偉大という意味、2 番目の grand は one thousand dollars (1,000 ドル) を表す俗語で、『愛は偉大、離婚すると 10 万ドル』が語呂合わせになっている。
日本の義理チョコはすたれつつあるらしいが、最近のアメリカでの「愛」と離婚の事情はよくわからない。
ホームページhttp://www002.upp.so-net.ne.jp/yt-hon/もご覧ください。
こんにちは。楽しく読ませてもらいました。このブログを今後も参考にさせてもらいます。ありがとうございました。
by 萌音 (2014-02-08 16:13)
コメントありがとうございます。
by Hohoho (2014-02-08 18:15)